“どういん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
導引44.4%
銅印33.3%
動員11.1%
道尹11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
導引どういん梅賀ばいがは、頭巾ずきんをとって、お袖にわたした。六十にはとどくまいが、年のわりに、頑健な骨ぐみをしている。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
銅印どういんが一つ、石印せきいんふたつ、ペン皿に代へた竹の茶箕ちやき、その中の万年筆、それからぎよく文鎮ぶんちんを置いた一綴ひとつづりの原稿用紙——机の上にはこのほか老眼鏡らうがんきやうが載せてある事も珍しくない。
東京小品 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
透明人間とうめいにんげん危害きがいから町の人を守るには、怪物かいぶつとらえることである。そのための警察けいさつ手配てはい着々ちゃくちゃくとすすみ、おもったよりはやく、町のこれぞと思うところに、警官が動員どういんされていた。
そしてもういい時分だと頃を見計らい、上海に遊びに行きたいから、暇を呉れと言って家を出で、上海には来ないで知事の郷里に行き、知事のおやじに向って知事さんは今度道尹どういんになる。