“どういん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
導引44.4%
銅印33.3%
動員11.1%
道尹11.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なにしろ、大湯おおゆの横にひッついている湯番小屋で、五刻いつつの拍子木を打ち、導引どういんの笛がヒューと澄む頃までは、このかしましさがやまないのである。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
持って来たところてんに箸を執って、かぶりつくようにチューと吸い出した時であります。さびしい導引どういんの笛が、高札場から左のうす暗い片側町を流して通ります。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
銅印どういんもある。
漱石山房の冬 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
銅印どういんが一つ、石印せきいんふたつ、ペン皿に代へた竹の茶箕ちやき、その中の万年筆、それからぎよく文鎮ぶんちんを置いた一綴りの原稿用紙——机の上にはこのほか老眼鏡ろうがんきやうが載せてある事も珍しくない。
漱石山房の秋 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そのための警察けいさつ手配てはい着々ちゃくちゃくとすすみ、おもったよりはやく、町のこれぞと思うところに、警官が動員どういんされていた。
そしてもういい時分だと頃を見計らい、上海に遊びに行きたいから、暇を呉れと言って家を出で、上海には来ないで知事の郷里に行き、知事のおやじに向って知事さんは今度道尹どういんになる。