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導引
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どういん
ふりがな文庫
“
導引
(
どういん
)” の例文
なにしろ、
大湯
(
おおゆ
)
の横にひッついている湯番小屋で、
五刻
(
いつつ
)
の拍子木を打ち、
導引
(
どういん
)
の笛がヒューと澄む頃までは、このかしましさがやまないのである。
鳴門秘帖:03 木曾の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
導引
(
どういん
)
の
梅賀
(
ばいが
)
は、
頭巾
(
ずきん
)
をとって、お袖にわたした。六十にはとどくまいが、年のわりに、頑健な骨ぐみをしている。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いかにも二十余年前には、権六どののお腰はおろか、猿めは、
導引
(
どういん
)
が
上手
(
うま
)
いとて、御一門の衆などには、わけてよう揉ませられたものじゃった。そして、お菓子など賜わると、うれしくてなあ。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さびしい
導引
(
どういん
)
の笛が、高札場から左のうす暗い片側町を流して通ります。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
導引
(
どういん
)
はいかが、導引はいかが」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“導引”の意味
《名詞》
導くこと。案内すること。
道家における養生法の一つ。
按摩。
(出典:Wiktionary)
導
常用漢字
小5
部首:⼨
15画
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
“導引”で始まる語句
導引並
導引揉療治