“とりさま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
酉様66.7%
酉樣11.1%
鳥様11.1%
鷲様11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日に増し寒さが厳しく、お酉様とりさまの日も近づくと、めっきり多忙いそがしくなるので、老人は夜業よなべを始め出す。私もそばで見ている訳にいかず自然手伝うようになる。
さゝに、大判おほばん小判こばん打出うちで小槌こづち寶珠はうしゆなど、就中なかんづく染色そめいろ大鯛おほだひ小鯛こだひゆひくるによつてあり。お酉樣とりさま熊手くまで初卯はつう繭玉まゆだま意氣いきなり。北國ほくこくゆゑ正月しやうぐわつはいつもゆきなり。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
今夜はお鳥様とりさまだから、一緒に出掛けようという時に一人の弟子は、懐工合ふところぐあいが悪いので、行きしぶっているとして、工面くめんの好い連中が、「何を考えてるんだ。出掛けろ出掛けろ」と
すでにお狐様があり、またお鷲様とりさまがあり、ここにお狸様が崇拝されることも当然であります。明治の世になって、東京と横浜の間に一つの穴が発見せられました。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)