“とうまるかご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
軍鶏籠40.0%
軍鶏駕籠20.0%
軍鷄籠20.0%
軍鷄駕籠10.0%
還羅鷄籠10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……軍鶏籠とうまるかごの胴中へ白刃を一本さしこんでおいて、それを、こっちから向うへ抜けるんですが、あのくらいの芸があれば、今晩のようなことはわけなくやってのけるでしょう……してみりゃア
顎十郎捕物帳:14 蕃拉布 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「近所の自身番へこいつをしょっぴいていって、軍鶏駕籠とうまるかごへぶちこんでから、この手紙をつけて尾州様の上屋敷へ届けるようにいってきな」
こいつを軍鷄籠とうまるかごに乘せて、宿々の人足に世話を燒かせ乍ら、江戸まで持つて來るのはあまりにも馬鹿/\しく平次は大舌打を一つ殘して、飄然へうぜんと江戸へ歸つて來る外はありませんでした。
軍鷄駕籠とうまるかごに入れて役人大勢守護しゆごなし并傳吉つましうと與惣次及び榊原殿郡奉行伊藤はん右衞門公用方下吟味川崎金右衞門小野寺源兵衞訴訟人憑司夫婦皆々江戸表へ出立致させ榊原さかきばらより役人百人ばかり附添つきそひ享保きやうほ十午年十月廿二日江戸着に相成其段そのだん屆出とゞけいでしかば傳吉は直取ぢきとり大岡請取られ入牢申付られ郡奉行其外は江戸表屋敷又は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
還羅鷄籠とうまるかごに乘せ徒目附かちめつけ足輕あしがる目附等警固けいごなし其の外松本理左衞門黒崎又左衞門市田いちだ武助栗坂くりさか藤兵衞など吟味ぎんみ掛の役人いづれ駕籠かご打乘うちのり又九郎兵衞夫婦村役人共大勢付そひ本多家用人笠原かさはら常右衞門惣取締として江戸表へ出立なしたりけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)