“てつぱうざる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鐵砲笊50.0%
鐵砲笊籠50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わすれはしまじと打過うちすぎけるに或日朝まだきに吉原土手を千住へ赴かんと鐵砲笊てつぱうざるかたにかけて行過ゆきすぐ折柄をりから向ふより御納戸縮緬なんどちりめん頭巾づきんかぶ唐棧揃たうざんそろひの拵へにてたゝみつきの駒下駄こまげた穿はき身奇麗みぎれいなる若い者此方こなた
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
忍びて紙屑買かみくづかひには成ぬかと聞て久八しばらく考へ却つて夫こそ面白おもしろからんと紙屑買にぞなりにけり嗚呼ああ榮枯盛衰えいこせいすゐひとへに天なり命なり昨日迄は兎も角も大店の番頭支配人とも言はれし身が千種木綿ちくさもめん股引もゝひきねぎ枯葉かれはのごとくにて木綿布子ぬのこ紋皮もんぱ頭巾づきん見る影も無き形相なりふりは商賣向の身拵みごしら天秤棒てんびんぼうに紙屑かご鐵砲笊てつぱうざる
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
持せ萬端長兵衞が世話にて紙屑買仲間かみくづかひなかまに入り又橘町の立場へも長八を同道してゆき敷金しききんいれ御膳籠ごせんかご鐵砲笊籠てつぱうざる量等はかりら借受かりうけいくら目あつて何程といふ事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)