“つけげんき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
附元気60.0%
付元気20.0%
付元氣20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
只管ひたすら洋灯ランプあかくする、これせめてもの附元気つけげんき、机の前に端坐して石の如くに身を固め、心細くもただ一人ひとり更け行く鐘を数へつゝ「はや一時か」と呟く時、陰々として響ききたる、怨むが如き婦人の泣声
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
イヤ寝るにも毛布けっとも蒲団も無いので、一同は焚火を取囲み、付元気つけげんきに詩吟するもあり、ズボンボうたうたうもあり。
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
下物さかなに飮むほどに空腹すきばらではあり大醉おほよひとなり是から一里や二里何の譯はない足が痛ければ轉げても行くこゝさへ此の絶景だものかねて音に聞き繪で惚れて居る寐覺ねざめ臨川寺りんせんじはどんなで有らう足が痛んで行倒ゆきだふれになるとも此の勝地にはうぶられゝば本望だ出かけやう/\と酒がいはする付元氣つけげんき上松あげまつから車を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)