“つうしんぼ”の漢字の書き方と例文
語句割合
通信簿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
へいがなかっただけでも、ありがたいのですよ。さあ、この通信簿つうしんぼをお仏壇ぶつだんまえにおあげなさい。」と、おかあさんが、おっしゃいました。
年ちゃんとハーモニカ (新字新仮名) / 小川未明(著)
光吉こうきち内藤ないとうもその中にいた。午前は終業式しゅうぎょうしき通信簿つうしんぼをいただき、午後あらためて、新年拝賀式はいがしき式場しきじょう準備じゅんびのお手つだいにいった帰りなのだ。
美しき元旦 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)
丁度一学期がっき試験しけんんでその採点さいてんおわりあとは三十一日に成績せいせき発表はっぴょうして通信簿つうしんぼわたすだけ、わたくしのほうからえばまあそうです、農場のうじょう仕事しごとだってその日の午前でむぎ運搬うんぱんも終り
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
やがて、試験しけんわり、いよいよ今日きょうは、通信簿つうしんぼをもらうのでありました。
年ちゃんとハーモニカ (新字新仮名) / 小川未明(著)
れいによって全甲ぜんこう通信簿つうしんぼを見てもらおうと意気ごんで帰った家には、昼めしのしたくをしたちゃぶだいが、白いふきんをかぶって、さびしくかれを待っているばかりで、母のすがたは見えなかった。
美しき元旦 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)
「うん、ぜんぶ、考査こうさすんだんだ。あさって通信簿つうしんぼですよ。」
美しき元旦 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)