“たんい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
坦夷60.0%
単位20.0%
単衣20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分の気持も坦夷たんいで、決して親切でないものではなかった。それが少年に感知されたからであろう、少年も平和で、そして感謝に充ちた安らかな顔をして、竿を挙げてこちらへやって来た。
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
これは人間の生きものである。自分が責任せきにんをもって、人類の実際の単位たんいにしあげて行かねばならぬとの覚悟が、その柔かい日影の中からき出してせまりくるようだ。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
ミルトンのたからかにぎんじたところ饑渇きかつなか々にしがたくカントの哲学てつがくおもひひそめたとて厳冬げんとう単衣たんいつひしのぎがたし。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)