“たきつぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
滝壺80.0%
瀑壺15.0%
瀧壺5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
滝壺たきつぼのような波に洗われた甲板や、ところどころの船腹の隙間から噴き出す水の修理作業で、不眠不休の活動がつづけられた。
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
箒川はうきがわの谷もかなりに上流まで行つた。大谷だいやの谷もあの深潭しんたんから華厳の瀑壺たきつぼまで行つた。吾妻川の谷にも深く入つて行つた。
水源を思ふ (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
うみおもて瀧壺たきつぼのやうに泡立あわだつて、ひどいもひどくないも、わたくし少年せうねんとは、あたまかゝへて、ていそこうづくまつてしまつたが、其爲そのために、昨夜さくや海水かいすいひたされて、いまやうやかわきかけてつた衣服きもの