“たかのぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
高信33.3%
隆信33.3%
高矗33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひかけて、ぐつとつまると、しろのづぼん、おなじ胴衣どうぎのたけこれにかなつて風采ふうさいがつた、しや代表だいへう高信たかのぶさん、かたはらよりすゝでゝ
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
高信たかのぶさんが、そこへ、ひよつくりあらはれた、神職かんぬしらしいのに挨拶あいさつすると、附添つきそつて宿屋やどや番頭ばんとうらしいのが、づうと
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
異父兄で一代の画伯隆信たかのぶもいた。歌の上には新しい傾向が動きつつあった。この傾向が行きつくところに『新古今集』の声調が花を開いたのである。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
これについては冨倉二郎とみくらじろう氏の「大原の三寂」(『多磨』昭和十三年四月以下四回)があって、精しい。その寂超と加賀との間には定家より二十歳ばかり年上の隆信たかのぶという兄があった。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
安原平沢両学頭は罷められて、安原は向柳原の藤堂佐渡守高矗たかのぶが屋敷に移り、平沢はお玉が池に移つた。聖堂は平井澹所と印南とに預けられ、八代巣河岸は鈴木作右衛門に預けられた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)