“たいりょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大漁50.0%
大梁25.0%
戴陵8.3%
体量8.3%
大量8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みんな、海岸で大漁たいりょうの地引き網でもひいているような気持ちでいます。その網にかかったのは、大ものも大もの、怪人四十面相なのですからね。
夜光人間 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
五代ごだいの頃、大梁たいりょう王彦章おうげんしょうは、日影のまだうつろわぬうちに、とうの将三十六人を、矢つぎ早に射て仆したというが、張清のつぶては、王彦章には及ばぬまでも、たしかに当代の神技
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、手具脛てぐすねひいて待つ所へ、魏軍三万の張郃ちょうこう戴陵たいりょうはほとんど鎧袖がいしゅうしょくの勢いでこれへ当ってきた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
重々畳々ちょうちょうじょうじょうと諸所に分裂を来し、戴陵たいりょう楽綝がくりんとほか六十騎は挺身してついに蜀の中軍へ突入していたが、あたかも旋風の中へ飛び込んでしまったように、惨霧濛々さんむもうもうと、度を失い
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もらいたては、儂がいつけおんぶで三軒茶屋まで二里てく/\らくに歩いたものだが、此の頃では身長三尺五寸、体量たいりょう四貫余。友達が無いがさびしいとも云わずそだって居る。子供は全く田舎で育てることだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
どっちを聞いて見てもごもっともで私はどっちが善いか悪いかということは一向いっこう分らなかったですが、とにかく男は心を大量たいりょうに持たなくちゃあならん
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)