大漁たいりょう)” の例文
そうしたくまの歩いたあとへ通りかかった人こそしあわせで、くまの落したさけをひろい集めさえすれば大漁たいりょうになるというお話でした。
くまと車掌 (新字新仮名) / 木内高音(著)
みんな、海岸で大漁たいりょうの地引き網でもひいているような気持ちでいます。その網にかかったのは、大ものも大もの、怪人四十面相なのですからね。
夜光人間 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
おとうさんがふねうえでふえをふくと、たくさんのさかなが、なみうえでおどりました。いかやさばも、むれをつくってよってきて、おもわぬ大漁たいりょうになりました。
青い玉と銀色のふえ (新字新仮名) / 小川未明(著)
この一月頃から、冬の海をのり越えて、続々、さかいの浦へ上陸した兵は、いつのまにか、大漁たいりょうの魚のように、堺港さかいみなとの町々にあふれ、その影を見ない所はないほどな数にのぼっていた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ふしぎな大漁たいりょう
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そして、このふえのがとどくところ、さかなたちがそのをしたってよってくるので、おもわぬ大漁たいりょうがありました。
青い玉と銀色のふえ (新字新仮名) / 小川未明(著)
このおじさんは、られたさかなを、みんなたけおのびくにれてくださいました。たけおは、自分じぶんれなかったけれど、大漁たいりょうなので、おおよろこびでした。
花かごとたいこ (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、ひさしぶりに大漁たいりょうにしてみんなをよろこばせたいと、銀色ぎんいろのふえをっていきました。
青い玉と銀色のふえ (新字新仮名) / 小川未明(著)