“堺港”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さかいみなと75.0%
さかい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蛸釣舟たこつりぶねや、荷舟や、幾つかの舟影は見えたが、彼女の待つ堺港さかいみなとから立った豊前通いの便船は、まだ帆影すら見えて来ない。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
泉州せんしゅう堺港さかいみなと旭茶屋あさひぢゃやに、暴動の起こったことが大坂へ知れたのは、異人屋敷ではこの馳走の最中であった。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
日こそ違うが、同じ堺港さかいを出た太郎左衛門船には、その後細川家の家士らがこぞって乗船した。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
泉州の堺港さかいからは、その日も、赤間ヶ関へ通う船が、旅客や荷をれていた。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)