“そのやしき”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
其屋敷	50.0%
其邸	50.0%

其屋敷

老人（らうじん）は先（さき）に立（たつ）て行（ゆ）くので若者（わかもの）も其儘（そのまゝ）後（あと）に從（つ）き、遂（つひ）に老人（らうじん）の宅（うち）に行（い）つたのです、砂山（すなやま）を越（こ）え、竹藪（たけやぶ）の間（あひだ）の薄暗（うすぐら）き路（みち）を通（とほ）ると士族屋敷（しぞくやしき）に出（で）る、老人（らうじん）は其屋敷（そのやしき）の一（ひとつ）に入（はひ）りました。

日の出 (旧字旧仮名) ／ 国木田独歩(著)

其邸

船頭はフオスカリだの、ムシユコだの、バルバルコだのと昔の主人の貴族の名を呼びつつ其邸（そのやしき）を指点（してん）して教へた。

巴里より (新字旧仮名) ／ 与謝野寛、与謝野晶子(著)