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ぜうは
ふりがな文庫
“ぜうは”の漢字の書き方と例文
語句
割合
紹巴
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紹巴
(逆引き)
むかし連歌師の
紹巴
(
ぜうは
)
が松島を見に仙台へ下つた事があつた。仙台のお城では目つかちの政宗公が、夏の日の長いのに
焦
(
じ
)
れて、独りで肝癪を起してゐるところであつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
御
(
み
)
堂のうしろの方に、
仏法
(
ぶつぱん
)
々々と
啼
(
な
)
く
音
(
こゑ
)
ちかく聞ゆるに、貴人
杯
(
さかづき
)
をあげ給ひて、
例
(
れい
)
の鳥絶えて鳴かざりしに、
今夜
(
こよひ
)
の
酒宴
(
しゆえん
)
に
一一八
栄
(
はえ
)
あるぞ。
紹巴
(
ぜうは
)
一一九
いかにと
課
(
おほ
)
せ給ふ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
貴人又
曰
(
のたま
)
はく、絶えて
八六
紹巴
(
ぜうは
)
が
説話
(
ものがたり
)
を聞かず、召せと、
八七
の給ふに、呼びつぐやうなりしが、
八八
我が
跪
(
うずすま
)
りし
背
(
うしろ
)
の方より、
八九
大いなる法師の、
面
(
おもて
)
九〇
うちひらめきて
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
人々は
一二七
木村常陸介
(
きむらひたちのすけ
)
、
雀部
(
ささべ
)
淡路、白江備後、
熊谷
(
くまがへ
)
大膳、
粟野杢
(
あはのもく
)
、
日比野下野
(
ひびの(しもつけ)
)
、山口
少雲
(
せううん
)
、
丸毛不心
(
まるもふしん
)
、
隆西
(
りうさい
)
入道、山本
主殿
(
とのも
)
、山田三十郎、
不破
(
ふは
)
万作、かく云ふは
紹巴
(
ぜうは
)
一二八
法橋
(
ほつけう
)
なり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
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