“せんぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
旋舞45.5%
宣撫18.2%
先負9.1%
千振9.1%
宣武9.1%
瞻部9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然し、踏みしめている雪にすべって、二つの体はすぐ旋舞せんぶを描き、間髪かんはつをねらう双方の刃が、双方の小袖を払い合った。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その間に、食糧問題の解決と、占領地の宣撫せんぶにかかった。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
六曜とは先勝せんしょう友引ともびき先負せんぶ仏滅ぶつめつ大安たいあん赤口しゃっくとて、暦書の上に掲げてあり、その繰り方は正月ならば先勝を朔日ついたちとし、友引を二日、先負を三日として
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)
かんのうちから、悦之進どのと根競こんくらべを約束して、毎あさ暁起ぎょうきして、てまえは素槍すやり千振せんぶり、悦之進どのは、居合いあいを三百回抜くというぎょうをやっておりまする」
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
李遇りぐう宣武せんぶの節度使となっている時、その軍政は大将の朱従本しゅじゅうほんにまかせて置きました。朱の家にはさるを飼ってありましたが、うまやの者が夜なかに起きて馬にまぐさをやりに行くと、そこに異物を見ました。
それによるとインド及びチベットのある地方を称して南瞻部州なんせんぶしゅうという名の起りもこの池から出て居るのである。瞻部せんぶというのはジャンブという水音を表わして居る。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)