“大安”の読み方と例文
読み方割合
たいあん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「届出ですか? さよう、こっちはそんなにあわてんで、十八日の大安たいあんに、十七人、枕をならべて、出馬することにしちょります。……それでは」
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
六曜とは先勝せんしょう友引ともびき先負せんぶ仏滅ぶつめつ大安たいあん赤口しゃっくとて、暦書の上に掲げてあり、その繰り方は正月ならば先勝を朔日ついたちとし、友引を二日、先負を三日として
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)
きょうは「大安たいあん」とかいって縁起のいい日なんだそうで、朝は少し曇っていたが、お母さんは、ぜひきょう行きたいと言い張るので、いよいよ出発。鈴岡さんと姉さんが、早朝から手伝いに来る。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)