“大安寺”の読み方と例文
読み方割合
だいあんじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私はそれから少し経つてからある日曜に寺町の大安寺だいあんじへお祖母ばあさんのお墓参りをしました時に楠さんを訪ねて行きました。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
聖林寺観音の左右には大安寺だいあんじの不空羂索観音や楊柳観音ようりゅうかんのんが立っている。それと背中合わせにわが百済観音が、縹渺ひょうびょうたる雰囲気を漂わしてたたずむ。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
当時の沢庵は、未来の鋒鋩ほうぼうを蔵しつつ、まだ泉州堺大安寺だいあんじの文西西堂について、学徳の切磋せっさ孜々ししたる頃であった。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)