“すなじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
砂地71.4%
沙地21.4%
砂路7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あねは、使つかいのおとこにつれられて、いかめしい馬車ばしゃりました。馬車ばしゃは、ひづめのおと砂地すなじうえにたてて、日暮ひぐがたそらしたをかなたにりました。
港に着いた黒んぼ (新字新仮名) / 小川未明(著)
奴婢ぬひは、其々もち場持ち場の掃除を励む為に、ようべの雨に洗ったようになった、境内の沙地すなじに出て来た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
(あの松原の砂路すなじから、小松橋こまつばしを渡ると、急にむこうが遠目金とおめがねめたようにまるい海になって富士ふじの山が見えますね、)
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)