“すっぽん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:スッポン
語句割合
52.8%
泥亀22.2%
泥鼈22.2%
亀如2.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
記憶をよくするマジナイに、五月五日にすっぽんつめを衣類のえりの中に置けば効能があるというのもある。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
犬神、蛇を飼うおんなひきがえるを抱いて寝る娘、すっぽんの首を集める坊主、狐憑きつねつき、猿小僧、骨なし、……猫屋敷。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
泥田の泥に酔っぱらったように、田の底から、露八は、泥亀すっぽんみたいな黒い顔を上げて、喚いた。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
肝魂きもだま泥亀すっぽんが、真鯉まごい緋鯉ひごいと雑魚寝とを知って、京女の肌をて帰って、ぼんやりとして、まだその夢の覚めない折から。
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
新聞にかかれるのと、泥鼈すっぽんに食いつかれるとが似たり寄ったりだとは今日こんにちただ今狸の説明によって始めて承知つかまつった。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
泥鼈すっぽんぎらいな鏡花氏に、泥鼈の料理を食べさせた話に、誰も彼も罪なく笑わせられた。
江木欣々女史 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
この四人は皆四つの国々の中で、一等利口な一等美しいお姫様でしたが、併し他の二人の美しさに比べますと、まるでお月様と亀如すっぽん程違っておりました。
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)