“すいじょうき”の漢字の書き方と例文
語句割合
水蒸気100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みるみるうちに、一まつ水蒸気すいじょうきとなって上昇じょうしょうしてゆく……そして松並木まつなみき街道かいどうは、ふたたびもとののどかな朝にかえっていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まち新聞しんぶんは、またしろかげ科学的かがくてき批評ひひょうをしていました。ある理学士りがくしは、しろおとこのようにえたのは、水蒸気すいじょうきのどうかした具合ぐあいで、人間にんげんかたちえたのであろう。
白い影 (新字新仮名) / 小川未明(著)
朝のが、ゆらゆらとかいのあいだからしてくると、つよい気高けだか香気こうき水蒸気すいじょうきのようにのぼって、ソヨとでも風があれば、恍惚こうこつうばかりな芳香ほうこうはなをうつ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)