“じやうるりかたり”のいろいろな漢字の書き方と例文
再び軽い
拍子木の
音を
合図に、
黒衣の男が右手の
隅に立てた
書割の一部を
引取ると
裃を着た
浄瑠璃語三人、
三味線弾二人が、
窮屈さうに
狭い台の上に
並んで
居て
遁れ候も全く瀬川の
働きに候へば然のみ
損も之なく且又私し
抱への遊女敵討
仕つりしと申事外聞も
宜しく
旁々以て一向に申分御座なく候と申により
神妙なりと有て盜賊より
預りし金四百兩は取上の上
富澤町金七
淨瑠璃語君太夫へ渡され其方共
瀬川親子の者を