“しんもく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
心目33.3%
慎黙33.3%
深目33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども読者の心目しんもく眩惑げんわくするに足る妖麗ようれいな彼の叙述が、にぶい色をした卑しむべき原料から人工的に生れたのだと思うと、それを自分の精神状態に比較するのが急にいやになった。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
勝家は根気よく一同の慎黙しんもくを慎黙にまかせておいた。さもあろうと、およそはこの場の成行きを予察していたもののようである。そしておもむろに威儀をあらためて口を切った。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
本文ほんもんつていはく、蓬髮ほうはつ歴齒れきし睇鼻ていび深目しんもく、おたがひ熟字じゆくじでだけお知己ちかづきの、沈魚ちんぎよ落雁らくがん閉月へいげつ羞花しうくわうらつて、これぢや縮毛ちゞれつけ亂杭齒らんぐひばはなひしやげの、どんぐりで、面疱にきび一面いちめん、いや、いろくろこと
鑑定 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)