“しんおん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
唇音25.0%
新恩25.0%
深穏25.0%
神恩25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ドイツの Berg はだいぶちがうが、しかしgを流動的にし、bをvにすればフィン語に接近し、bを唇音しんおんの m へ導けばタミール語の malai に似て来る。
言葉の不思議 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
たいてい故郷を捨てて新恩しんおんの地に移住することのできぬはもちろん、時々の巡視さえも常に代人で済ませたのである。
名字の話 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
たまた荷葉かよう披麻ひますものあり、波浪をあろうてもっず、交替去来、応接にいとまあらず、けだし譎詭けっき変幻中へんげんちゅう清秀せいしゅう深穏しんおんたいぶ。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
わたくし今更いまさらながらにあまる責任せきにんおもさをかんずると同時どうじに、かぎりなき神恩しんおんかたじけなさをしみじみとあじわったことでございました。