“しろがすり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シロガスリ
語句割合
白絣83.3%
白飛白11.1%
白飛絣5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大降おほぶり小降こぶり幾度いくどあめれ、おまけに地震ぢしんにあつた、裾短すそみじか白絣しろがすりあかくなるまで、苦労くらうによれ/\のかたちで、くろ信玄袋しんげんぶくろ緊乎しつかりと、巌丈がんぢやう蝙蝠傘かうもりがさ
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
旅装のままで——といったところで、白飛白しろがすり単衣ひとえものに小倉の袴をはいただけの僕は、麦わら帽に夕日をよけながら、菩提寺ぼだいじへいそいで行った。地方のことだから、寺は近い。
海亀 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
こまかい白飛絣しろがすり帷子かたびらの夏羽折を着ていた、せた小柄なからだつきで、眼が血ばしっていた。
嘘アつかねえ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)