“しょうと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
20.0%
兄人20.0%
升斗20.0%
小杜20.0%
少杜20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しょうとに当られる禅師ぜじの君の御世話になられ、志賀のふもとに大層心細いお暮らしをなすって入らっしゃるそうでございますが……
ほととぎす (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
我が家の父や、兄人しょうとたちも、世間の男たちとは、とりわけてお美しい、と女たちは噂するが、其すら似もつかぬ……。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
そして、その青年は厮役しえきの賤を給し升斗しょうとの糧を謀ったというから、使丁こづかいか雑役夫位の給料をもらって、やっと生活していたものと見える。
賈后と小吏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
掛替かけかゆる折滬上こじょう当今とうこんの書家高邕こうようといふ人の書きける小杜しょうと茶煙禅榻さえんぜんとう七絶しちぜつすらすらと読下よみくだしける才識に母上このもの全く世の常の女にあらじと感じたまひてこのたびの婚儀につきては深くその身元のあしよしを
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
主人窓外有芭蕉。これ人口に膾炙かいしゃする少杜しょうとの詩なり。またおも杜荀鶴とじゅんかくが、半夜燈前十年事。一時和雨到心頭
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)