“しょうご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
正午80.0%
笑語20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
船は正午しょうごに門司を出ました。風のない春の日で、海はおだやかでした。船はすべるように進みました。
金の目銀の目 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
一千九百二十六年六月十四日 今日はやっと正午しょうごから七時まで番水ばんすいがあたったので樋番といばんをした。何せ去年きょねんからのおおきなひびもあるとみえて水はなかなかたまらなかった。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
本居学と水戸学とはすこぶる不同あれども、尊攘の二字はいずれも同じ。平田はまた本居とも違い癖なる所も多けれども『出定しゅつじょう笑語しょうご』『玉襷たまだすき』等は好書なり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
第三の世界は燦として春の如くうごいてゐる。電燈がある。銀匙ぎんさじがある。歓声がある。笑語しょうごがある。泡立あはだ三鞭シャンパンさかづきがある。さうして凡てのうへかんむりとして美くしい女性がある。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)