“しゆつけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
出家100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……みづなかからともなく、そらからともなく、かすか細々ほそ/″\としたえるやうな、わかをんなこゑで、出家しゆつけんだ、とひます。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
忠家はこのを聞いた時に「心うきことにも逢ひぬるかな。世にありて何かはせん。出家しゆつけせん」と思ひ立つた。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
此の住持じうぢは丹波の郷士がうし大庄屋おほじやうやをつとめた家の二男だが、京に上つて学問がたい計りに両親ふたおや散々さん/″\泣かせたうへで十三の時に出家しゆつけし、六条の本山ほんざんの学林を卒業してから江戸へ出て国書を学び
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)