“しゆけんじや”の漢字の書き方と例文
語句割合
修驗者100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かまゆる手續てつゞきに掛らんとて常樂院の別懇べつこん南藏院なんざうゐんいふ江戸芝田しばた町に修驗者しゆけんじやあれば此者方へ常樂院じやうらくゐん添状そへじやうを持せ本多源右衞門ほんだげんゑもんに金子を渡しまづ江戸表へ下しける源右衞門は道中を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
させにける此時吉兵衞は布團ふとんの上よりくだり兩人に向ひ申けるはわれ將軍しやうぐん落胤らくいんとは全く僞りにて實は紀州名草郡平野村の修驗者しゆけんじや感應院の弟子寶澤といふ者なるが平野村にお三婆と云ふ者あり其娘こそ誠におたね
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ひくくし申けるは此度藤が原より召連れ候者ありたゞ今御次にひかへさせたり其中一人の若人わかうど吉兵衞と申す者實は生國しやうこく紀州きしう名草郡なぐさのごほり平野村ひらのむらなる感應院かんおうゐんと申す修驗者しゆけんじや弟子でしにて寶澤と申す者なりしが今より十餘年前此平野村にお三婆といふ産婆とりあげばゝありそのむすめさはの井と云が紀州家の家老職からうしよく加納將監かなふしやうげん方へ奉公せし折將軍家は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)