“しじゅん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
諮詢56.3%
至順12.5%
咨詢6.3%
子循6.3%
志純6.3%
至純6.3%
至醇6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
臨時教育会議というような文部大臣の諮詢しじゅん機関が出来て、官民の間から委員が選ばれることもあるようですが、その実際は真の国民の代表者は参加しておらず
至順しじゅん年間の事である。長江ちょうこうに臨んだ古金陵こきんりょうの地に、王生おうせいと云う青年があった。生れつき才力が豊な上に、容貌ようぼうもまた美しい。何でも奇俊きしゅん王家郎おうかろうと称されたと云うから、その風采ふうさい想うべしである。
奇遇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
徳望もとよりさかんにして、一時の倚重きちょうするところとなり、政治より学問に及ぶまで、帝の咨詢しじゅんくることほとんひま無く、翌二年文学博士となる。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
子游が最年長で二十五歳子輿しよ子柳しりうが同年で二十四歳、それ以下のところでは、子張、子賎、子魯、子循しじゅんといったような連中が交っている。このうち、年の割に重きをなしているのは子輿である。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
扮装なりは男でも、名は若侍でも、弥生はやはり弥生、成らぬ哀慕に人知れず泣くあけぼの小町のなみだは今もむかしもかわりなく至純しじゅんであった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
自己の生涯を以て、自己の信仰の物質を超越せる至醇しじゅんなるものなることを立証すべきである。前後数回の大災禍に会して静かにこれにえて、なお信仰の上に立ちしヨブは我らの最上の模範である。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)