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諮詢
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しじゅん
ふりがな文庫
“
諮詢
(
しじゅん
)” の例文
その法典編纂の委嘱または
諮詢
(
しじゅん
)
を勧請した事は、法律史上、ことに氏の伝記中において、異彩を放つ事実の一つに属するといわなければならぬ。
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
臨時教育会議というような文部大臣の
諮詢
(
しじゅん
)
機関が出来て、官民の間から委員が選ばれることもあるようですが、その実際は真の国民の代表者は参加しておらず
教育の民主主義化を要求す
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
しかれどももし余が議論の不完全なるあらば願わくは怪しむなかれ。余がこの冊子を稿するや、
寂寞幽僻
(
せきばくゆうへき
)
の地においてし、
諮詢
(
しじゅん
)
の友に少なく、参考の書に乏し。
将来の日本:04 将来の日本
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
第五十六条
枢密顧問
(
すうみつこもん
)
ハ
枢密院官制
(
すうみついんかんせい
)
ノ定ムル所ニ
依
(
よ
)
リ天皇ノ
諮詢
(
しじゅん
)
ニ
応
(
こた
)
へ重要ノ国務ヲ審議ス
大日本帝国憲法
(旧字旧仮名)
/
日本国
(著)
今頃これを否認して少数
諮詢
(
しじゅん
)
主義を唱うるのは、政界進化の大勢に逆行するものである。
憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず
(新字新仮名)
/
吉野作造
(著)
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そこで慶喜は十月十三日、京都二条城に群臣を集め、大政奉還の議を
諮詢
(
しじゅん
)
した。その結果翌十四日、いよいよ大政奉還の旨を朝廷へ対して
奏聞
(
そうもん
)
した。一日置いた十六日朝廷これを嘉納した。
大捕物仙人壺
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
大政府より
諮詢
(
しじゅん
)
のこともあれども、ただ顧問にとどまるのみ。
学問の独立
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
彼女らはもはや
諮詢
(
しじゅん
)
機関にすらもなっていないのである。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
例えば伊藤公が憲法取調のために洋行し、スタイン博士に
諮詢
(
しじゅん
)
された以後数年間は、スタインが流行者で、同氏の説だと言えば当時の老大官連は直ちに感服したものであった。
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
幕閣は責任を分たんがために朝廷に奏上せり、諸侯に
諮詢
(
しじゅん
)
せり、
而
(
しこう
)
して
未
(
いま
)
だ責任を分つに及ばずして、早くも政権を分てり。今は朝廷と諸侯とは、中間の幕府を通さずして直接の交渉を開けり。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
“諮詢”の意味
《名詞》
諮 詢(しじゅん)
参考として意見を訊くこと。
(出典:Wiktionary)
諮
常用漢字
中学
部首:⾔
16画
詢
漢検1級
部首:⾔
13画
“諮”で始まる語句
諮
諮問
諮諏