“さな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
58.3%
然無16.7%
佐奈8.3%
佐那8.3%
狭名8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然るに世の多くの人々が、此美しい野をも山をも棄てゝ、さながら「飛んで火に入る夏の虫」の如く、喧騒、雑踏、我慾、争乱の都会に走り来たるのは何故であらうか。
吾等の使命 (新字旧仮名) / 石川三四郎(著)
然無さなくても古より今に至るまで、関東諸国の民、あすこにも此所にも将門の霊をまつつて、隠然として其の所謂いはゆる天位の覬覦きゆしやたる不届者に同情し、之を愛敬してゐることを事実に示してゐる。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
(伊勢名勝誌。三重県多気たき佐奈さな村仁田)
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
この神は御門みかどの神なり。次に手力男の神は、佐那さなあがたにませり。
玉クシゲ三室ノ山ノ、狭名さなカヅラいねズバ遂ニ、有リカツマジシ。
春泥:『白鳳』第一部 (新字旧仮名) / 神西清(著)