“さつさう”の漢字の書き方と例文
語句割合
颯爽100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だん菅忠雄すがたゞをなどといふところ、そして、そんなふうならべてみると、素晴すばらしい名人試合めいじんしあひばかりやつてゐるやうだが、ときあせにぎるやうな亂牌振らんパイぶりられゝば、颯爽さつさうたる一人拂ひとりばら
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
もしも彼が美しい颯爽さつさうとした若い紳士だつたとしたら、私は、相手が氣がすゝまないのに、こんなにものをたづねて、そして頼まれもしない手助けをしようと、強ひて立つてはゐなかつたらう。
亭亭ていてい大毛槍だいけやりを立てた如くに直立し又はなゝめに交錯して十丈以上の高さに達して居る椰子やし林を颯爽さつさうたる驟雨しううに車窓を打たれながら、五台の馬車が赤い土の水けむりを馬蹄の音高く蹴立てて縦断するのは
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)