“さしあた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
差当82.5%
差當15.0%
指当2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
約束の会は明日あしただし、すきなものは晩に食べさせる、と従姉いとこが言った。差当さしあたり何の用もない。何年にも幾日いくかにも、こんな暢気のんきな事は覚えぬ。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
以上いじやう大體だいたい化物ばけもの概論がいろんべたのであるが、これ分類ぶんるゐしてるとどうなるか。これはなはだ六ヶしい問題もんだいであつて、見方みかたによりおの/\ことなわけである。差當さしあた種類しゆるゐうへからの分類ぶんるゐべると
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
いざ、と成れば、法もかく、手心は心得たが、さて指当さしあたって、腹は空く、汗は流れる、咽喉のどは乾く、氷屋へ入る仕覚しがくも無かった。
浮舟 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)