“さいよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
細腰31.3%
採用31.3%
蔡邕31.3%
蔡陽6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「でげすな、シルクてえのは、只今それお話の、お白様しらさまの口からお出ましになって、願わくは軽羅けいらとなって細腰さいようにつかん、とおいでなさるあの一件なんでげす」
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
聞如何我たねなればとて然る曲者くせもの採用さいようし後にがいをばのこさんこと武將ぶしやうの所爲に有ざれば天下の爲に彼をしてしひ僞者にせもの言詰いひつめ宜敷よろしくけいに行ふ可し是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
この鍾繇が先輩の韋誕といふ男に、蔡邕さいようの筆法を訊きに往つた事があつた。すると韋誕はそれを惜んでうしてもうんと言つて教へて呉れなかつた。
われはこれ猿臂将軍えんぴしょうぐん蔡陽さいようである。汝、各地の関門をやぶり、よくもわが甥の秦琪しんきまで殺しおったな。汝の首を
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「関羽に殺された秦琪しんきは、猿臂将軍えんぴしょうぐん蔡陽さいようの甥で、特に蔡陽が、おれを見込んで、頼むといってあずけられた部下だ。その部下を討たれて、なんでおれが……」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)