“こそぐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
擽83.3%
撩16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明眸(めいぼう)の左右に樹立(こだち)が分れて、一条(ひとすじ)の大道(だいどう)、炎天の下(もと)に展(ひら)けつゝ、日盛(ひざかり)の町の大路(おおじ)が望まれて、煉瓦造(れんがづくり)の避雷針、古い白壁(しらかべ)、寺の塔など睫(まつげ)を擽(こそぐ)る中に、行交(ゆきか)ふ人は点々と蝙蝠(こうもり)の如く
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「然うですか、甚だ簡單な理由なんで。」と若い職員は擽(こそぐ)るやうにいふ。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
殆ど我にも胡乱(うろん)になって来たので、あたかも遠方から撩(こそぐ)る真似をされたように、思い切っては笑う事も出来ず、泣く事も出来ず、快と不快との間に心を迷せながら
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)