“こうてき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
好敵40.0%
好適20.0%
抗敵20.0%
紅的20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さういふ町内にぼく將棋せうき好敵こうてき手がゐる。あらたまつて紹介せうかいすれば、新美じゆついんいん、國ぐわ總帥そうすいの梅原りう三郎畫伯ぐわはくその人だが、なアにおたがひに負けずきらひで相當地つりでもある二人。
人造人間は、助手として、はなはだ好適こうてきであった。
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
強い抗敵こうてきほど、一転すれば、真実の味方になる。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「さらば、見給え」と張苞は気負って、まず三百歩の彼方に、旗を植えならべ、その旗の上に、紅の小さいまとをつけて、弓を放つに、一せん一箭、紅的こうてきを砕いて、一つとしてあやまらなかった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)