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ぐわんぜ
ふりがな文庫
“ぐわんぜ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
頑是
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頑是
(逆引き)
姉と一緒に居た間、私は殆んど
忿怒
(
いかり
)
といふものも知らなかつたほど自分の少年らしい性質が延びて行つたことを感じます。甥の下にはまだ
頑是
(
ぐわんぜ
)
ない年頃の姪が一人ありました。
幼き日:(ある婦人に与ふる手紙)
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
実
(
げ
)
に人生の悲しみは
頑是
(
ぐわんぜ
)
なき愛児を手離すより悲しきはなきものを、それをすら
強
(
し
)
ひて堪へねばならぬとは、是れも
偏
(
ひとへ
)
に秘密を
契
(
ちぎ
)
りし罪悪の罰ならんと、吾れと心を取り
直
(
なほ
)
して
母となる
(新字旧仮名)
/
福田英子
(著)
「
俺
(
お
)
ら
爺
(
ぢい
)
と
火
(
ひい
)
あたつてたんだ、さうしたらくつゝかつたんだ」さういつて
與吉
(
よきち
)
は
俄
(
にはか
)
に
聲
(
こゑ
)
を
放
(
はな
)
つて
泣
(
な
)
いた。
彼
(
かれ
)
は
何
(
なん
)
の
爲
(
ため
)
にさう
悲
(
かな
)
しくなつたのか
寧
(
むし
)
ろ
頑是
(
ぐわんぜ
)
ない
彼自身
(
かれじしん
)
には
分
(
わか
)
らなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
ぐわんぜ(頑是)の例文をもっと
(12作品)
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