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きよげん
蒙り候事
口惜き次第に存じ奉つり候右新藤市之丞なる
者住所相知れ候へば私し
虚言に之なき
旨御分り相成べき儀に付何卒
御威光を
其方儀天一坊へ
一味致し
謀計虚言を以て百姓町人を
欺き金銀を掠取り衣食住に
侈奢身の程をも
辨へず上を
蔑しろに致たる段重々不屆に付死罪申付る
右大膳儀先年
神奈川旅籠屋徳右衞門方に於て旅人を殺害し金子を
奪取其後天一坊に一
味致
謀計虚言を以て百姓町人を
欺き金銀を
掠取り衣食住に
侈奢身の程をも
辨へず
上を