“きょげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嘘言55.6%
虚言44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にもかかわらず、べつに愛国の真情からでなく、ただ金銭ずくで、雇われて定業的スパイに従事するほどの性格だから、先天的嘘言きょげん家だったに相違ない。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
これは文士の嘘言きょげんだと笑う者さえあろう。しかし事実はうそでも事実である。文士だろうが不文士だろうが書いた事は書いた通り懸価かけねのないところをかいたのである。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
斯ういう風に一個人を相手にすれば虚言きょげんだけれど、一般公衆を相手にすれば想像力イマジネーションの発揚になる。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
では何故土岐がこんな虚言きょげんろうしたか?
白蛇の死 (新字新仮名) / 海野十三(著)