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懸価
ふりがな文庫
“懸価”の読み方と例文
読み方
割合
かけね
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かけね
(逆引き)
これは文士の
嘘言
(
きょげん
)
だと笑う者さえあろう。しかし事実はうそでも事実である。文士だろうが不文士だろうが書いた事は書いた通り
懸価
(
かけね
)
のないところをかいたのである。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
というのが死んだ親父の口癖で御座いましたが、全くその通りの
懸価
(
かけね
)
なしで、五十
幾歳
(
いくつ
)
のこの年になって、ようようの事、世間が見えて来ましたがチット遅う御座いましたナア。
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
またここまで押してみれば女の
真心
(
まごころ
)
が明かになるにはなるが、取返しのつかない残酷な結果に陥った後から回顧して見れば、やはり真実
懸価
(
かけね
)
のない実相は分らなくても好いから
現代日本の開化
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
懸価(かけね)の例文をもっと
(4作品)
見る
懸
常用漢字
中学
部首:⼼
20画
価
常用漢字
小5
部首:⼈
8画
“懸”で始まる語句
懸
懸念
懸想
懸隔
懸崖
懸合
懸命
懸引
懸物
懸値
“懸価”のふりがなが多い著者
夏目漱石
夢野久作