“がんちゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
眼中100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
花前はかえって人のいつわりおおきにあきれて、ほとんど世人せじん眼中がんちゅうにおかなく、心中しんちゅうに自分らをまで侮蔑ぶべつしつくしてるのじゃないかとも思われる。
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
かれはその眼中がんちゅう社会しゃかい人々ひとびとをただ二しゅ区別くべつしている、義者ぎしゃと、不義者ふぎしゃと、そうして婦人ふじんのこと、恋愛れんあいのことにいては、いつもみずかふかかんってくのであるが
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「城をとるやつは、兵糧方のこまることなんか眼中がんちゅうにはない。め取りさえすればいいんだから」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)