“めのなか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
眼中50.0%
視軸50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何度か寝返を打って、——さて眠られません。青々とした追憶おもいでのさまざまが、つい昨日のことのように眼中めのなかに浮んで来ました。もう私の心にはこの浮華はでな御家の御生活おくらしが羨しくも有ません。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
その時は、原因が周囲ぐるりにあったのではなく、今度は小式部の眼の中にあったのです。と申しますのは、何度も逆かさ吊りになると、視軸めのなかが混乱して、視界あたりが薄暗くなって来るのです。
絶景万国博覧会 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)