“からだつき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
身体付33.3%
体勢11.1%
体附11.1%
身体附11.1%
體付11.1%
體格11.1%
體附11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それこれと当時の事を思い出すにつけて兼太郎は娘のお照が顔立は母に似ているが身体付からだつきは自分に似たものかそれほどデクデクもしていないのを見ると共に
雪解 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
額の抜け上った姿なり恰好かっこうもない、ひょろりとした体勢からだつきである。これまでにも二度ばかり見たが、顔の印象が残らなかった。さきもそうであったらしい。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
随分籠み合った、窮屈な体附からだつきをしていたのです。10080
そのヒイヤリとした日蔭のを横切って行く、白い蝶の姿を見ても、又は、はるか向うの鉄道線路をい登って行く三毛猫の、しなやかな身体附からだつきを見ただけでも
笑う唖女 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
私の直ぐ傍のドアが開いて、一人の召使ひが出て來た——三十から四十位までの女で、がつしりした、四角張かくばつた體付からだつきで、赤い髮の、きつくて、美しくない顏をしてゐた。
お房は顔立かほだちなら體格からだつきなら、ほとんど理想的りそうてきのモデルだ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
博士が見て、「おう、起きたか、起きたか、い子だなあ」と云ふと、伸ばした兩手をおとうさんの方へ向けて、抱かれる用意のやうな體附からだつきをして笑つた。
半日 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)