“かほぢう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
顏中50.0%
顔中50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
顏中かほぢうをのこらずはなにして、まぶしさうにしかめて、「今朝けさツからんでますわ。」とつた。べつめづらしくもなささうにたゞついとほりに、其處等そこらる、二三疋にさんびきだとおもふのであらう。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
眼鏡めがねをはづしたうへ帽子ばうしがかぶさつて、えなくなつたんだからおどろいた、顔中かほぢう帽子ばうしたゞくちばかりが、そのくちあかくあけて、あはてゝ、かほをふりあげて
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)