“かほおほひ”の漢字の書き方と例文
語句割合
面帕100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼我にふ。完き生涯とすぐるゝ徳とはひとりの淑女をさらに高き天に擧ぐ、そののりに從ひて衣を面帕かほおほひつくる者汝等の世にあり 九七—九九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
されど己が願ひにそむきまたならはしに背きてげに世にかへれる後にも、未だかつて心の面帕かほおほひくことなかりき 一一五—一一七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
汝がひろき空氣の中に汝の面帕かほおほひぎて天のその調しらべをあはせつゝ汝の上を覆ふ處に現はれし時の姿をば寫し出さんとするにあたり 一四二—一四四
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
面帕かほおほひにおほはれ、流れのかなたにありてさへ、彼はその未だ世にありし頃世の女たちまされるよりもさらに己が昔の姿にまされりとみゆ 八二—八四
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
後汝はコスタンツァがその面帕かほおほひをばもとの如く慕へる事をピッカルダより聞きたるならむ、さればこれとわが今こゝにいふ事と相反すとみゆ 九七—九九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
白き面帕かほおほひの上には橄欖を卷き、縁の表衣うはぎの下には燃ゆる焔の色の衣を着たるひとりの淑女あらはれぬ 三一—三三
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)