“かひいぬ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
飼犬80.0%
飼狗20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その飼犬かひいぬではないらしいが、毛色けいろい、みゝれた、すらつとしたのが、のつそり、うしろについてたが、みんなで、がや/\いつて、迷兒まひごにかゝりあつて、うつかりしてるひま
迷子 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
たすくる人はなくとも雪さへきえなば木根きのね岩角いはかどとりつきてなりと宿へかへらんと、雪のきゆるをのみまちわび幾日といふ日さへわすれ虚々うか/\くらししが、熊は飼犬かひいぬのやうになりてはじめて人間のたふとき事を
すると、宴会の効力ききめは直ぐに見えて、市長の評判は日に日によくなつた。たまに久世氏が飼狗かひいぬでも連れて市街まちを散歩して居ると、見知越みしりこしの人達は慌てて立止つて挨拶をした。