“かためん”の漢字の書き方と例文
語句割合
片面100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶色ちゃいろ表紙ひょうしに青いとじ糸を使い、中のかみ日本紙にほんし片面かためんだけにをすったのを二つりにしてかさねとじた、純日本式じゅんにほんしき読本とくほんでした。
くまと車掌 (新字新仮名) / 木内高音(著)
こんもりとした常磐木ときわぎはやしの、片面かためんだけが火焔かえんらされて、あかるくているのがえました。
火事 (新字新仮名) / 小川未明(著)
なまあたらしいその高札こうさつ片面かためんに、なにか墨色すみいろもまざまざと書いてあったが、その文字のうちに、ふと、武田たけだと読めた一ぎょうがあったので、竹童はハッとむねをさわがしたが
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)