“かたうど”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カタウド
語句割合
方人44.4%
加擔人22.2%
共犯人11.1%
加担人11.1%
荷担人11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
フアビアニ公子は我を招きて一包の金をたまひぬ。汝は好き方人かたうどを失ひぬれば、氣色すぐれず見ゆるもことわりなきにあらず。姫は我に此金を殘しおきて、カムパニアのおうなに與へんことを頼み聞えぬ。
正太郎が面に疵一つ、我れも片眼片足なきものと思へば爲やすし、加擔人かたうどは車屋の丑に元結よりのぶん手遊屋おもちやゝの彌助などあらば引けは取るまじ、おゝ夫よりはの人の事の人の事
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「悪徒の友なるいとしきは狼の歩みしづかかに共犯人かたうどの如く進み来りぬ。いと広き寝屋ねやの如くに、空おもむろとざさるれば心焦立いらだつ人はたちまち野獣の如くにぞなる……」
夜あるき (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
加担人かたうどは車屋のうし元結もとゆひよりのぶん手遊屋おもちやや弥助やすけなどあらば引けは取るまじ、おおそれよりはあの人の事あの人の事、藤本のならばき智恵も貸してくれんと、十八日の暮れちかく
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ことに長い間引続いた私闘の敵方荷担人かたうどの維幾が向ふへまはつて互に正面からぶつかつたのだから堪らない。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)