“カタウド”の漢字の書き方と例文
ひらがな:かたうど
語句割合
方人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其為、かうした催しが、後宮から発起せられて、左右のトウを更衣級から出し、方人カタウドに女房を多く列せしめた。競技者たる読人の中にも、女房が立ち交つてゐる。
それゆゑ行うた女房の中からも、読人・方人カタウドを出して、男歌人に立ちまじらせた歌合せ——七条後宮歌合せ・亭子院歌合せなど——は、かうした流行に圧されて行つた。
宮廷・豪家の宴遊の崩れなる肆宴には、旧来の習慣として、男女方人カタウドを分けての唱和があつた。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)